香りの豆知識
フレグランスとアロマの違いは?
アロマとフレグランス。辞書を引くとどちらも「芳香」という言葉がヒットします。アロマセラピーとは植物から抽出した天然香料(精油・エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。天然香料を使用して、癒しや不眠、疲労回復などを目的とする活動の事です。
フレグランスは香水や化粧品、シャンプー、柔軟剤、芳香剤などの分野です。ファッション性やアート性を追及する分野と言ってもいいかもしれません。使用する香料は天然・合成、両方とも使用します。フレグランスは製品の売上を左右します。心地よい香りや新しい香りを創作する分野です。アロマとフレグランス、どちらがいい、どちらが悪いという事はなく、目的が大きく異なるのです。
使う原料の範囲としては圧倒的にフレグランスの方が多く、香りに複雑さや、芸術性、モチーフ投影など表現の世界と繋がる場面が多くあります。アロマは天然香料を使用し、癒しや効果を期待する活動であるため、エステサロンやヒーリングサロンなどと繋がる場面が多くあります。「アロマ調香」という言葉も近年耳にしますが、これは天然香料を何:何で配合するというような感じです。合成香料を使用しない観点から、オーガニック志向の方に人気です。香りを楽しむという点では共通していますが、目的や原料に大きな違いがあるという事ですね!