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香りの豆知識

香りのジャンルは大きく分けると140種類くらい?

香り製品のパッケージを見ていて「フローラルブーケの香り」や「シャイニーシトラスの香り」など何かしら香調説明が書かれているのをご覧になった事はあるでしょうか。
これ、イメージを伝える為には重要な表現なのですが、いかんせんその香りを文字だけで想像するのは難しいですよね。
香調を示しているピラミッドも見ますが、あれも結構難しい。
匂いサンプルが売り場にあって、試し嗅ぎしても「うーん。これがそれね」と理解まではなかなか漕ぎ着けない気がしています。
つまり、香りの表現やジャンルは実は一般ユーザーの方には難しいのではないか?と感じているのです。

話を戻すと香りのジャンルは大きく7種類に分かれます。そこから派生するグループが20種類ほどあり、7×20種類の計140種類くらいになると考えています。
これも諸説あり、明確に分類されているものではないので、調香師さん・会社さんごとに掛け算は変わってきますがINNER FLAREでは7×20を題材に話を進めていきます。
色の三原色(赤・青・緑)のように三原香がある訳でもなく、香りの分類というのはこれからも議論されていく領域だと思います。
画期的な香料や、斬新な香調が生まれるたびに分類も変化していく事でしょう。
会社さんによってはキャッチーさを追求するために独自の表現ワードを使っているところもあり、そういった背景も絡んで複雑さを増しているように感じます。
私が提供したいのは、ユーザーさんが好みの香りに最短距離で近づける世の中です。そのために香料・調香などを解説していこうと思っています。楽器やジャンルを知らずにオペラの事を解読するのが難しいのと同じ事だと感じます。

私はオペラを聞いた時に荘厳な気分になったり、好き嫌いなどは判断できますが、音楽的素養がないので「それ」が何なのかというのは全く分かりません。
そんな私にこのバンドの音楽はハード・オルタナティブ・オペラだ!(そんなのないかもしれないけど)などと言われても全くちんぷんかんぷんなのです。(音楽に詳しい方は優しく教えてください)
詳しい内容は調香教室のじっくりアーティストコースで紹介をしています。
ご興味のある方はお問い合わせフォームからご連絡をお待ちしております。