香りブログ

記憶に関して

特定の香りが記憶や感情を呼び起こす現象を「プルースト効果」というそうです。
これについては調べればいろいろ出てくるので、内容についてはここでは語らず。

私のプルースト効果という題名で書いていこうと思います。
私の中で、コレ思い出の香り！とはっきり言えるのはいくつかあって、書けるものと書けないものがあるのですが。
まずは祖母の家の匂いです。祖母の家は１日にバスが１本しか走らないような山梨県の山深いところにあります。
もう今は祖父母が他界して空き家ですが、私は幼稚園・小学校くらいの年齢からそこで遊んだ記憶があります。
目の前に山・川。後ろに畑。築70年くらいの家屋です。

で、何の香りを嗅いだ時に祖母の家がフラッシュバックしたかというと「Eugenol」。
読み方は師匠によって様々ですがオイゲノール・ユーゲノール・ユージェノールという香料です。
クローブの主な香気成分（70-95%)ですが、なぜかこれを嗅いだ時に祖母の家を思い出したのです。
スパイシーでどことなく埃っぽいような印象もある香料で、私は香りにボリューム感を出したい時に使うことがあります。
この埃っぽい感じが想起させたのか、祖母がクローブで何か作っていたのか、薬などでクローブ臭のものがあったのか、理由はいまだにわからないです。
でも理由は知らなくてもいいと思います。重要なのはEugenolが祖母の家を思い出させてくれた事だから。

このEugenolは常にストックしている香料の１つです。皆さんもぜひ嗅ぎに来て、何を思い出すか教えてください。
これからもこの香料でこんな事思い出した！という事を連載していこうと思います。
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